三代目走るウルトラ飲兵衛のランニングダイアリー2007

平成19年3月 萩往還は?
■ 3月3日 飲兵衛大絶賛!佐賀酒蔵巡りマラニック1日目
佐賀酒蔵巡りマラニック1日目・レポート
 大村湾一周UMに代わる大会として数年前から佐藤先生が企画、昨年は佐藤先生と試走会も行った佐賀酒蔵巡りマラニックがいよいよ始まった。第1回大会は、初日が唐津市から伊万里市・有田町を経て嬉野町までの約66km、2日目は嬉野町から塩田・鹿島市を回る約25km、2ステージのマラニックである。そして初日は4軒、2日目は5軒の酒蔵を回る。昨年、試走しながら、果たして走りながらどれくらいのランナーが利き酒するか、マラニックと酒蔵巡りが両立するのか、それが疑問でまた不安でもあった。しかし蓋をあけるとほぼ定員通り、北海道など全国から約30人のランナーが集まってきた。そして行く先々で試飲をしたりお酒を買ったりと、酒蔵巡りをしっかり堪能していた。なにも心配することはなかった。
 この初日、自分はもちろん仕事があり、唐津からはスタートできない。しかし走らずに飲むだけというのも体に悪いので、途中から参加することにした。15:40、有田駅着、ここから嬉野までは約18km。暑かったのでお茶を買ってスタートする。直ぐに佐藤先生と合流、最後尾とそれ程離れていないらしい。せっかくなので、有田からだと今日唯一の酒蔵となる宗政酒造へ寄ることにした。ポーセリンパーク手前、ようやく追い付いた。すれ違うランナーは、みんな一杯やってご機嫌だった。約30分で宗政酒造着、工場内を見学、お酒に焼酎にといろいろ試飲をした。波佐見町から長崎・佐賀県境の峠、武雄・嬉野の境の峠を越え、18時前、嬉野にゴールした。
 19時半から初日の宴会。30種類以上のお酒が用意され、利き酒大会もあって、0時頃まで楽しく飲んだ。
■ 3月4日 酒蔵巡りマラニック2日目
佐賀酒蔵巡りマラニック2日目・レポート
 二日酔い、ダラダラ準備していたら、スタート時間が迫ってきた。空のペットボトルに酒を詰め、8時半、旅館の玄関前で記念撮影。その時、異変が。デジカメの液晶モニターが、一部暗くなっている。そして撮った写真を再生してみると、真っ白。こんな大事な時に何で壊れるの?。電源入れ直したり、叩いたりしても直らなかった。ショック。幸い、一緒に走っていたランナーがデジカメを貸してくれ、何とか記録写真を残すことができた。
 昨日に続き、今日も晴れてポカポカ陽気。この日、最初の酒蔵は塩田町の五町田酒造。嬉野から11kmと、唯一の長丁場。ここを先頭グループは1km5分半くらいですっ飛ばす。昨日あれだけ走って飲んで、どこにそんな体力があるのだろう。そして今日も1軒目からしっかり試飲。最初の酒蔵を出ると、途端にスピードが落ちた。酒蔵で早く一杯やりたかっただけなのか。2軒目は鹿島市に入って矢野酒造。途中の酒蔵で買ったお酒はここに運んでもらい、まとめて宅配便。その後、普明寺を経て、日本三大稲荷の一つ、祐徳稲荷神社へ。この辺りからバラバラになる。せっかくなので、越田さん・松枝さんと奥の院まで上り、上で一杯やって、次の幸姫酒造へ向かった。幸姫酒造では地酒ソフトクリームを買い、食べながら歩く。その先、肥前浜宿は酒蔵通りと呼ばれ、昔の町並みが保存され、急いで走り抜けるにはもったいない。多くの酒蔵があったらしい。まずは光武酒造で一杯、呉竹酒造横の西の蔵で蕎麦を食べ、最後は峰松酒造。そして15時過ぎ、祐徳温泉にゴールした。
 この二日間、これだけ多くの日本酒を飲んだのは初めてと言ってたランナーもいたが、飲兵衛にとって実に楽しい大会となった。

恒例、萩往還練習会で、、、萩往還エントリーを断念
萩往還練習会・レポート
■ 3月17日 仙崎スタート、快調に萩まで走る
 3月恒例行事となった感のある萩往還練習会は、今年で3回目。最初は雪、2回目は雨、3回目にして初めての晴天、ただし風が強く、体感気温はやや低めでした。17:40、JR仙崎駅前に集まったランナーは、福岡県が8人、山口・熊本各1人、女性は過去最多の4人。18時に仙崎をスタート、仙崎公園で記念撮影して、まずは宗頭を目指す。
 今年は1月からの走行距離が400kmちょっと。病人に振り回されたこともあるが、例年の約3分の1しか走っていない。この練習会でどれくらい走れるものかを確認して、萩往還にエントリーするつもりだった。序盤、積極的に、というかムキになって先頭グループで走る。宗頭、鎖峠、三見駅、さらに玉江駅へと昨年より若干早いペースで走った。23時半、萩市内、いつもの24時間スーパー・キヌヤ菊が浜店でカップ麺を食べる。そして笠山へと向かった。
■ 3月18日 真っ暗闇の萩往還で、転落
 キヌヤをスタートして間もなく日付が変わった。この頃から少しペースダウン、先頭グループから脱落した。1時過ぎには笠山に到着したが、冷たい風に乗って時折雪が舞った。何とか笠山まではついてこれたが、順調に走れたのはここまでだった。練習不足と睡眠不足で、どんどん集団から離れてしまう。萩焼会館手前のコンビニには、みんなが食べ終わる頃にようやく到着、何も食べずに直ぐスタート。東光寺でも自分が着くと同時にスタート。辛い。萩駅手前のコンビニでビールとおでんでも買って、萩駅からワープしようかと冗談で言ったが、、、そうしておけばよかった。涙松付近、激しく蛇行。何とか萩有料道路料金所に到着したが、これ以上迷惑はかけられない、ここで一休みするから先に行ってくださいとゆきひろさんに言った。そしてベンチで一眠り。
 高津さんに、歩いて行こうやと声をかけられ、萩往還へと入る。悴坂の下り、声が聞こえた。先にスタートしたメンバーの点滅ライトが見える。なんだ、まだそんなに離れていないじゃないか。そう思ったら急に元気が出て、一気に坂を下る。
 ようやく追い付いた、と思った瞬間、、、姿が消えた。そして激痛が走った。
 橋を踏み外して川に転落したのだった。頭と腕を激しくぶつけ、川の中でしばらく身動き取れなかった。落ちた瞬間に叫んだか水の音がしたか、みんなが集まってきた。落ちたことが恥ずかしくて、一瞬橋の下に身を隠した。しかし冷たい。我慢できず、直ぐ上がった。ウェアも靴もびしょ濡れ、デジカメもどこかにぶつけた上に水没して壊れてしまった。明木まで何とか歩いて一人リタイヤ。寒さに凍えながら、バスを待つこと1時間、新山口行きのバスに乗って、新幹線で北九州に戻った。

 翌日、頭と手のX線を撮ったが、幸い骨折はなかった。しかし頭が疼いて、1週間、走るのは休んだ。
 この半年間、練習に専念できず練習量は例年の半分以下。今の走力で萩往還を走りきるのは無理と悟った。今の状況でそれを取り戻すだけの練習時間を確保するのは困難。というか、全くの不注意ではあったが今回の転落事故で、戦闘意欲がなくなった。こんな中途半端な気持ちでは、完踏はおろか、崖から落ちて今度こそ大ケガだろう。

 ということで、萩往還は一年休もうと思います。そしてボランティアとして参加します。みなさんの走っている姿を見れば、おそらくエントリーしなかったことを後悔するでしょう。その悔しさは、来年にぶつけたいと思います。

今月の記録 走った日数 月間距離 平均 1月からの累計
9日 163.9km 18.2km 28日 520.2km
ランニング日記2007
1月 三が日で110km
  いぶすきワースト記録
  雪の鬼ヶ鼻岩
  GT2120とランナップ
2月 遠征中止
  天拝湖8時間耐久ラン
  東京マラソンDNS
3月 萩往還は?
  佐賀酒蔵巡りマラニック
  暗闇の萩往還で
4月 次の目標は?
  鬼たいじマラニック
  麻生林道ナイトラン
5月 初めての0
  萩往還マラニックサポート
  ついに、、、ゼロ
6月 ウルトラ4周年
  唯一のラン-山笠練習会
  ウルトラマラソン4年目の記録
7月 長期ブランク
  山笠の前でも
  戸ノ上山〜足立山縦走
8月 初物づくし
  広島-長崎リレーMで初伴走
  富士山
  麻生林道ナイトラン
9月 久し振りのレース
  玄海海岸清掃マラニック
  北九州東端から西端へ
  玄海100km DNF
10月 元のペースに逆戻り
  祝・坂本明子さん
11月 11kmの壁?
  畑貯水池へ
12月 減量苦

月別走行距離

ウルトラマラソン写真館
佐賀城本丸ウルトラマラソン
佐賀酒蔵巡り・一日目
佐賀酒蔵巡り・二日目
萩往還練習会
鬼たいじマラニック50km
萩往還マラニックサポート記
玄海100kmウルトラマラソン

大会参加2007
いぶすき菜の花マラソン
鬼たいじマラニック50km
玄海100kmウルトラマラソン

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