三代目走るウルトラ飲兵衛のランニングダイアリー2005

平成17年8月 ピースラン&チャリティーラン
■ 8月7日 広島−長崎リレーマラソン
広島−長崎リレーマラソン&ピースラン・レポート
 8月に入ってからも猛暑が続いていた。8/3、車を運転中、温度計を見たら41℃!。夕方走りに出てみたが、暑くて走れたもんじゃない。

 その炎天下、「走れることこそ平和の証」、「恒久平和にゴールはありません」を合言葉に楽松師匠のピースランが始まった。今年のスケジュールは、原爆投下の時間に合わせて8/6の午前8時15分に広島平和記念公園を長崎に向けてスタート、8/9の午前11時2分に長崎平和公園をスタートし、終戦の日の8/15に広島平和記念公園ゴール、8/16に韓国へ渡り、8/17にソウル〜イムジン江自由の橋50kmを走るというハードなものだった。このうち、長崎→広島はほぼサポートが決まっていたが、広島→長崎は荷物を背負いサポートもなく一人で走るという。この炎天下、大丈夫なのだろうか。気になって、8月7日、山口へと向かった。
 師匠の予定では7日朝早くに関門トンネルとなっていたが、10時に合流した時はまだ周南市と防府市の境、椿峠だった。どうするか聞くと、8/9からの長崎−広島ピースランとピースランinKOREAのこともあり、大事を取ってここで止めますとのこと。せっかくサポートしながら一緒に走るつもりで来たのに、どうしよう。その時、行広さん・横ちゃんが広島〜長崎を走っていることを思い出し、横ちゃんにTel。長府まで15kmくらいのところを走っているというので、早速、師匠を車に乗せ、取り敢えず長府へと向かった。
 宇部市内で女性ランナーを発見、その先で越田さんの2005広島−長崎リレーマラソン・サポート車を見つけた。ようやくこれで状況がつかめた。このリレーマラソンに、行広さんや横ちゃん、マッちゃんやとみかずさんも参加しているのだった。
 行広さん・横ちゃん組を追って西へ、旧道を小月へとUターンしてようやく合流できた。夜まで同行してサポートを手伝い、関門トンネルから小倉北区下到津まで代走することになった。
 関門人道トンネルは師匠も一緒に全員で歩いて、九州へと渡った。14:20、めかり公園をスタート。門司港レトロを抜け、門司港駅前から国道199号線を小倉へと向かったが、海沿いを走る199号線は日差しを遮るところが殆ど、とにかく暑い。せっかくの凍らせたアクエリアスも、直ぐに溶けてぬるくなった。門司港からの13.4km、1時間34分で小倉駅着。小倉城の横、わっしょい100万夏祭りの雑踏の中を抜け、正規のルートを下到津まで走る。ここからコースを外れ、みんなの待つ極楽湯へと向かった。下関から19.1km、暑い暑い2時間45分が終わった。早速風呂で汗を流し、水風呂でクーリングダウン、風呂から上がって生ビール。
 18時に極楽湯を出発、下到津から行広さんが再スタートした。黒崎のコンビニに車を止めて、エイドを開く。この後、楽松師匠・shinakoさんと焼き鳥とり正へ行き、とみかずさんの携帯を充電しながら食事をした。21:40、とみかずさんからTelが入り、車で迎えに行った。股ずれのためとり正でシャワーを浴びたとみかずさんはここで本日終了、師匠ととみかずさんにはうちに泊まってもらった。二人は翌朝の電車で佐賀へと向かい、再びリレーマラソンチームに合流して、長崎を目指した。
広島〜長崎ピースラン

広島→長崎リレーマラソン

とり正で打ち上げ
詳しいサポート記と写真は広島→長崎→広島ピースラン・サポート記
■ 8月12日 長崎−広島ピースラン4日目---黒崎〜門司港
 無事長崎入りされた楽松師匠は、8月9日11:02に長崎をスタートした。帰路の長崎−広島ピースランは、昨年同様、楽松師匠が全コースを走る。4日目は博多を出発して門司港まで。光安さん・江口さんが博多から黒崎までをサポート、途中で城定さんが合流し、黒崎からは自分たち北九州ウルトラRCメンバーがサポートする。仕事を終え、飲み物などを車に積み、陣原・穴生橋で待機した。20時過ぎに師匠達が到着した。冷たいタオルで体を拭いてもらい、城定さんが師匠の足にチタンテープを貼っていく。
 記念撮影して、20時半過ぎ、門司港へとスタートした。桃園からは西田さんに車の運転をお願いして、師匠達と一緒に走った。夜になって風が涼しく走りやすくなった感じだが、師匠の足の状態はかなり悪く、殆ど走れない。ほぼ3-5kmごとにエイドで待機してもらったが、歩き通すことも多かった。昨年は到津からそのまま3号線を門司まで走ったが、途中2箇所、陸橋の階段があるため、今回は小倉駅から199号線を走ることにした。
 小倉駅北で日付が変わった。ここまで時速5km程度、門司港到着は2時頃になるだろうか。門司駅を過ぎ、残り3kmの所にエイドで待機してもらっていたがそこを師匠は素通り、いきなり走り出した。最後のスパートで、何とか2時前に本日のゴール、ルートイン門司に着いた。明日以降の打合せをして、帰途についた。小倉駅・若松・本城・萩原とサポート隊を送って回り、AM3時過ぎにようやく帰宅。荷物を持って上がり、缶ビールを飲んだりしているうちにAM5時。シャワーも浴びずに寝た。
■ 8月14日 長崎−広島ピースラン6日目---防府〜岩国
 ピースランサポート後に泊まるホテルを急遽予約した。13日はお盆だが、大濠チャリティーランは予定通り行われている。及甚から届いた鉄瓶を持って大濠公園へと向かった。17時過ぎに着いて、早速走る。ところが、膝の調子が良くない。ピースラン伴走のことを考えて5周で止めた。その後、二升瓶で打ち上げに参加。この日、楽松師匠はわりあい快調に走られ、0時前にゴールできそうとのことだった。

 14日、5時に出発する予定が、寝坊して慌てて荷物を積み、6時過ぎに出発、防府には8時ちょっと過ぎに着いた。ピースラン6日目は9:12にスタートした。天気は曇りがちだが、蒸し暑い。前半は師匠と新潟さん、自分の3人で走り、城定さんと西村さんが来るまでサポート、そのサポートに途中から越田さんも加わった。3人とも揃いのピースランTシャツを着て走っているせいか、すれ違う車に乗った子供達が頑張ってと声をかけてくれた。防府から11.6km、椿峠には約2時間で到着、ここまではまずまず順調だった。暑くなってきたので、JR戸田駅先のコンビニでアイスクリームと缶ビールを買った。城定さんの用意してくれた果物の缶詰やキュウリ・トマトも有り難かった。
 福川の手前で2号線から県道へと入る。この辺りから師匠のマメが悪化、ソルボなどを当ててみたもののなかなかペースが上がらない。自分も膝の調子が思わしくない。23km・新南陽には5時間、28km・徳山には6時間かかってようやく到着した。徳山を抜け、遠石で疲れのピークにある師匠は一眠り。時刻は16時を過ぎているが、スタートしてまだ半分も来ていない。幸い、この休憩で膝の痛みは和らいだ。一眠りして師匠のペースも少し上がった。徳山からは越田さん、下松では西村さんもランに加わり、岩国を目指した。
 再び周南市に入り、熊毛で旧道に入る。見事な夕焼け空が広がった。高水駅を過ぎた所の集落で盆踊りをしていた。その先、峠を越えると花火が見えた。米川駅の先で花火を見ながら腹ごしらえ。花火が終わって21時過ぎにスタート。2号線に合流後、玖珂の先で県道15号線へ。23時過ぎ、欽明路トンネル入口で、膝が限界、股ずれもひどくなって走るのを止め運転を交代した。3kmごとくらいにサポートしたが、休憩時間も短くなり、AM2時前に岩国に到着した。近くのコンビニで缶ビールなどを買ってきて、ホテルのロビーで乾杯した。
 一日だけの併走だったが、正直疲れた、膝も股ずれも痛む。しかしホッとすることも多かった。子供達の声援、夕焼け空、盆踊り、花火、ホタル等々、何でもないシーンだが、これも平和だからこそ。
 AM4時、シャワーを浴びて2時間ほど仮眠。6時過ぎにホテルを出発して、仕事に戻った。途中、とみかずさんからTelが入り、急遽車を出してもらうことになった。そして楽松師匠達は、8月15日の19時前、広島平和記念公園にゴールした。
詳しくは・・・広島−長崎リレーマラソン&ピースラン・レポート
■ 8月20日 哲郎君を救おう大濠チャリティーウルトラマラソン最終日
 ピースランの疲れが出て、この1週間、走ったのは1日だけだった。8/20土曜日も昼から仕事、夕方大濠公園へと向かった。拡張型心筋症の哲郎くんを救う大濠チャリティーランも今日が最終日。及甚さんから寄付していただいたチャリティーバーゲン売上金の一部を持って行ったが、ナイトランの準備もあり走らずにとんぼ返りした。
 その大濠公園には、救う会事務局の方々も来られており、直接渡すことができた。チャリティーマラソン・チャリティーバーゲンともに多くの方の協力を得て無事に終了した。事務局からの報告では、募金額は目標の8000万円に到達、H17.8月末現在1億円余となっている。ただ9/7に予定されていた渡航は、哲郎君の容態悪化のため延期となっている。一刻も早く容態が安定し、ドイツに渡って心臓移植手術が受けられることを願うばかりである。

 ※哲郎君のその後について(9月9日記)
江口哲郎君は、8月22日に脳出血を起こし、9月8日午後10時52分、家族に見守られ静かに息を引き取られました。
渡欧の日程が決まり募金額も目標に達して希望の光が見え始めた時だっただけに、ご両親の悲しみはいかばかりかと胸が痛みます。
謹んで哲郎君のご冥福をお祈り申し上げます。
大濠チャリティーマラソン最終日

事務局の方々と記念撮影

幟を持って一周
■ 8月20-21日 雨の麻生林道ナイトランで出たものは、、、
 21時半、病院に行き、メンバーを待った。高津夫妻、大庭、桂木、前川、前村、岡、彌益、山本。小雨の降る中、22:03に黒崎をスタートした。雷注意報が出ており、土砂降りになれば中止だっだだろうに。膝の調子が良くないので自重するつもりだったが、いつものすっ飛ばすメンバーがいないので、先頭に立ってしまった。途中中央町と到津のコンビニで休憩、到津の森付近では鴻池さんが合流。23:45小倉駅着、尾形さんが合流て総勢12人となった。天気予報は大雨洪水雷注意報に変わっていた。山の中で雷雨・土砂降り?、それだけはごめんだ。しかし止めようと言い出すメンバーがいるわけなく、0:05に小倉駅をスタートした。
 小倉の町中を走っている途中で、自分のライトが暗くなってきたように感じ始めた。守恒のコンビニで休憩、電池を入れ換えた。雨は大したことないが、休むとかなり体が冷える感じだった。徳光のコンビニでプリンとパンでカロリー補給。そろそろ膝が限界かなと思い始めたが、何とか彌益さん、鴻池さんに付いていく。雨は降っていたが、稲光は見えず、少し気が楽になった。
 麻生林道入口でいつものように2グループに分かれ、先頭グループに入った。林道にはいるとダラダラ上りが続く。ゆっくり走っていたら、ライトの中にヘビの姿が浮かび上がった。立ち止まって見ると、小さいが独特の銭形模様、、、マムシ!。後続グループを待つことにした。その先いつもの水飲み場では、マムシがいないことを確認して水を飲んだが、ドキドキだった。その先で2匹目のマムシ、ライトを持っていない鴻池さんはその横を走りすぎた。恐怖心から、道路に落ちている小枝もヘビに見えてくる。その先で3匹目。雨で路面が濡れているせいか、どうもとんでもないところに足を踏み入れてしまったようだ。カエル捕りのおじさんもいないはず。そしてついに4匹目、と思ったら2匹が組んずほぐれつ、いや3匹、ではなく4匹!。走るのは危険と言うことで、残りの林道1.5kmほどは集団歩となった。林道8kmは1時間20分と、いつもよりだいぶ時間がかかってしまったが、誰も咬まれなくて一安心。林道出口はいつもの鎖ではなく、頑丈な鉄パイプの扉に鉄条網で閉ざされていた。何とか乗り越え、恐怖の林道から解放されたが、この先予定していた黒川沿い散策路に入らなかったのは言うまでもない。田代のトンネルを越えて畑までの長い下り、さすがに膝が痛くなって、最後尾を走った。中畑橋・森口屋で休憩していたら、前方から澤田さんがやってきた。小嶺のコンビニで最後の休憩。ここからは自由走、のんびり曲里の松並木などを走り、AM6:58、8時間55分で黒崎に着いた。
麻生林道ナイトラン

AM1時、守恒のコンビニで小休止
 

虹(小嶺にて)
写真はいずれも彌益さん撮影
■ 8月28日 今度は波津〜成田山マラニックで、、、
 夜になるとだいぶ涼しく、何となく秋の気配を感じる。その割りにあまり走れなかった。最低でも月300kmは走っておかないとと、今月最後の日曜日、波津・成田山方面へと出かけた。12:40にスタートしてまず陣原駅へ、本城トンネルを抜け、学研都市を通り、高須のコンビニで最初の休憩。風は気持ちいいが、国道495号線沿いは日陰がない。コンビニで水を買い、頭からかぶった。今日はペットボトルに直接付ける給水チューブを持ってきたので、いろいろな飲み物を摂れるのが嬉しい。ただし缶ビールには付かない、当たり前か。
 芦屋で砂浜の美術館が開催されていることを思い出したが、時間がないのでパス。その後もあまりペースは上がらず、20km、松ヶ台のコンビニにはちょうど2時間で辿り着いた。取り敢えず缶ビールを1本飲む。495号線を吉木へと左折、吉木小学校から自転車道に入った。玄海の70kmエイドがある公園のベンチでごろりと横になる。時刻は15時を過ぎ、成田山のトコロテンに間に合いそうもない。川沿いの自転車道を走っていたら大きな真っ黒いヘビが出てきた。カラスヘビだろう、ナイトランと言い最近ヘビを見ることが多く、あまり気分のいいものではない。
 波津の海岸は少し波があり、サーファーが多かった。写真を撮りながらダラダラ走る。海水浴に来ている人がこっちをちらちら見ている、、、光安さんだった。しばらく休んで立ち話したが、別にコソ練じゃぁありません。本当は成田山を越え津屋崎まで走る予定だったが、きつくて成田山越えだけにしましたから。
 ということでゴールは八幡屋に決めた。成田山の上りは歩くのと大して変わらないくらいのスピード、それでも休まず走った。3時間56分で成田山に到着、売店に飛び込んだが、残念ながらトコロテンは売り切れ。暑かったからだろうか。諦めてスタート、長い下りを慎重に走り、海岸に出たところで予定通り波津の漁港方向へと右折した。ゴール目の前でshinakoさん差し入れのトコロテンを食べ、5時間3分で八幡屋に辿り着いた。
 この日の39kmでもまだ月間300kmに届かなかった。帳尻合わせで、31日に12km走り、ようやく300kmを超えた。
波津〜成田山マラニック

吉木の自転車道に現れたカラスヘビ
長さ一尋はあったように思う

波津には海水浴客、サーファー、釣り人がたくさんいた
その中に、、、

今月の記録 日数 距離 平均 1月からの累計
14日 306.6km 21.9km 105日 2323.5km
ランニング日記2005
1月 寝坊
  いぶすき菜の花マラソン
  貫〜とり正マラニック
2月 大村湾一周
  GEL KAYANO XI
  貫〜とり正マラニック
3月 勝負の3月
  岡の里名水マラソン
  雪の萩往還
  屋久島エコマラソン
4月 萩往還まで1ヶ月
  脊振越とさが桜マラソン
  鬼たいじマラニック
  玄海100km葉桜ラン
  宗像ユリックス24H駅伝
5月 ついに初リタイヤ
  リタイヤ・ショックとダメージ
  観覧舎マガジン11号
6月 練習量激減
  瀬板の森6時間走
  天体界道にちなんおろち
  ウルトラ二周年
7月 空梅雨のち土砂降り
  暑稽古!玄海試走会
  大濠チャリティーラン
8月 ピースラン
  広島長崎リレーマラソン
  長崎広島ピースラン
  マムシ
  カラスヘビ
9月 今年も100km連チャン
  勝浦浜海岸清掃&成田山
  玄海-鼻血でリタイヤ
  秋田-鼻血でも自己ベスト
10月 ざっといかんばい
  三瀬で予想通りワースト
  TARTHERCLUTCH
11月 走れない
  いびがわマラソン
12月 尻すぼみの一年
  また寝坊
  青島はDNS

月別走行距離

ウルトラマラソン写真館
大村湾一周UMサポート記
雪の萩往還練習記
屋久島エコマラソン80km
鬼たいじマラニック50km
玄海100km葉桜ラン
萩往還マラニック250km
天体界道にちなんおろち100km
広島−長崎ピースラン
玄海100kmウルトラマラソン
秋田内陸リゾートカップ100km

大会参加2005
いぶすき菜の花マラソン
岡の里名水マラソン
屋久島エコマラソン80km
鬼たいじマラニック50km
萩往還マラニック250km DNF
天体界道にちなんおろち100km
玄海100kmウルトラマラソン DNF
秋田内陸リゾートカップ100km
三瀬村ざっといかんばい林道M
いびがわマラソン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月前月へ8月次月へ9月 10月 11月 12月 Top
Copyright(C) 2005 Uemura Naika Clinic(U-san),All rights reserved.