SL人吉号−撮り鉄&乗り鉄
2010年7月19日


肥薩線・西人吉〜人吉

 大井川鉄道でSLかわね路号に乗ったのは中学生の頃だっただろうか。その後、SLやまぐち号や人吉号を撮りに行くことはあっても乗ることはなかった。遠くてわざわざ乗りに行くのもなぁ。ところがひょんなことから30何年ぶりかでSL牽引の列車に乗るチャンスが訪れた。
 7月連休、熊本てれっとUMCの練習会に参加。熊本市から水上村まで116km走って、水上村泊。翌朝、人吉駅まで送ってもらうことにしたが、下りのSL人吉号にギリギリ間に合いそうだったので、西人吉を回ってもらった。こんなこともあろうかと、EOS 7Dを持って来ていたのだった。SL人吉号を撮り、人吉駅へ。石造りの機関庫や転車台などを撮影してたら、九州横断特急が出発してしまった。切符を買いに駅に戻ると、満席だろうと思っていたSL人吉号の指定席があった。直ぐに切符を買って、熊本まで2時間40分、のんびりSLの旅を楽しむことにした。

人吉駅・転車台上の58654号機


肥薩線・西人吉〜人吉
 7月連休に行われた熊本てれっとUMCの練習会は「さくらさくらマラニック」。17日21時、熊本市の居酒屋さくらをスタートし、松橋町・氷川町から大通峠を越え、五木村・あさぎり町・多良木町を経て水上村まで116km。ゴールしたのは18時間後だった。
 この水上村に初めて来たのは今年3月末、肥薩おれんじ鉄道のリバイバルなは撮影行時に泊まった。せっかくなので肥薩線・坂本駅でSL人吉号を撮影してから水上村に向かったが、途中で寄った西人吉の桜が満開、翌日の撮影行はリバイバルなはよりSL人吉号がメインになってしまった。
 練習会が終わって翌日19日、11時に水上村を出発、人吉駅まで送ってもらう途中で、下りのSL人吉号に間に合うかもしれないと気が付いた。しかし時間はギリギリ、煙はあまり期待出来ないと思ったが、万江川でSL人吉号を待つことにした。

万江川を渡る
撮影機材 Body Canon EOS 7D
Lens EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM

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人吉駅
 人吉駅まで送ってもらい、駅周辺をぶらぶらする。近代化産業遺産に指定された旧人吉機関区の石造り機関庫でSL人吉号は一休み。その裏に回ると転車台がある。疲れてたので13:06の九州横断特急でさっさと帰るつもりでいたが、せっかくここまで来たのである、転車台に乗ったハチロクも撮ろうという気になってきた。しかしそうすると九州横断特急には乗れない。そこで、、、
 駅に戻りダメもとで聞いてみた。満席だろうと思っていたSL人吉号の指定席があった。直ぐに切符を買い、再び転車台へと向かった。
 SL人吉号は1時間ほど石造りの機関庫で休んでいた。出発まで1時間となった13:39、ハチロクが機関庫から出てきた。まず人吉駅方向に走り、その後バックで転車台へ。ゆっくりと転車台に乗り、180度向きを変えたハチロクは八代方向へ走っていく。バックで機関庫に戻り客車と連結。機関庫から客車を牽いて八代方向に出てきたハチロクは、推進運転で人吉駅のホームへと向かっていった。

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渡駅
 上りのSL人吉号は14:39発、熊本まで2時間42分の旅である。のんびり汽車旅を楽しめる。しかし乗ってしまったら走行写真は撮れない。人吉駅停車中のSL人吉号を撮っていた時、17分前に出る八代行き鈍行に気が付いた。
 迷ってる時間はなかった。14:22の八代行きに飛び乗り、渡駅で下車。SL人吉号を待った。

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SL人吉号の旅
 14:50、SL人吉号は渡駅を出発。出発して間もなく、第二球磨川橋梁を渡る。SL人吉号を最初に撮ったのがここだった。懐かしい景色を眺めながら、9分ほどで一勝地駅に到着。停車時間が長いので、外に出て写真を撮る。
 次は白石駅、明治41年、開業当初からの木造駅舎が残る。九州横断特急の通過待ち。次の坂本駅までは少し時間がある。列車は球磨川に沿って走る。川下りの船頭さんや観光客が手を振る。地元の方達も手を振る。乗客もそれに答える。のんびり列車の旅を楽しみたいが、この日の猛暑のせいか冷房の効きが悪い。ビュッフェで2種類の地ビールを買ってきた。
 この暑さでは機関士達も大変だろう。坂本駅では客室乗務員がお茶を差し入れしていた。
 八代駅から鹿児島線に入る。SL人吉号は相変わらずゆっくり走る。最後は「あそ1962」号と並んで走り、17:21、熊本駅に到着した。

第二球磨川橋梁を渡る(1号車・展望ラウンジ)

一勝地駅

木造駅舎の白石駅

坂本駅

坂本駅

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