糖尿病の眼底写真
1991年の調査では、失明など高度視力障害の原因疾患第一位が糖尿病網膜症。最近でも緑内障についで第二位と、重要な原因疾患であることは変わりありません。
初期の網膜症では視力が落ちません。
視力に異常が無くても眼科で検査を受けることが重要です。
■ 網膜症の分類(福田分類)
良性糖尿病網膜症
この段階で網膜症の進行を抑えるには、血糖コントロールが重要です。
悪性糖尿病網膜症
通常の内科的治療だけで進行をくい止めることはできず、眼科的な治療(網膜光凝固など)が必要になります。
このような状態になっても、視力の低下を自覚しないことがよくあります。
合併症
黄斑病変
牽引性網膜剥離
血管新生緑内障
虚血性視神経症

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■ 1.網膜症なし
発症5年目で、インスリンにより良好にコントロールされている患者さんです

■ 2.良性糖尿病網膜症
軽症単純網膜症 福田 A1
インスリン治療中ですが、ややコントロールの悪い患者さんです。血管に小さいコブ(毛細血管瘤 :白▽)ができています
重症単純網膜症 福田 A2
経口血糖降下剤で治療中の患者さんですが、コントロールは良くありません。上の症例に比べると、シミ状出血(黒▼)や硬性白斑(白▽)が目立ちます
軽症増殖停止網膜症 福田 A3P
この方はかつて増殖網膜症の状態でした。小さい出血や硬性白斑が見られますが、網膜光凝固で悪いところを焼いて現在は落ち着いています。白▽で示したような丸い斑点がたくさんありますが、これが網膜光凝固の後です

■ 3.悪性糖尿病網膜症
増殖前網膜症 福田 B1-2
この方は30年前に健診で尿糖を指摘されながら放置しており、受診されたときの血糖コントロールはかなり不良でした。シミ状出血や硬性白斑も目立ちますが、白▽で示す軟性白斑(綿花状白斑)が認められます。これは網膜の血管が詰まったことによってできたものです。この軟性白斑が出てくると新生血管が出てきて、そのうち硝子体出血を起こしたり網膜剥離や緑内障から失明にいたることもあります。視力低下は自覚されていませんが、このような状態になったら眼科で蛍光眼底撮影を行い、網膜光凝固を始めるなどしないと危険です。


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